やっと満開
やっと咲けたね。
円山公園内、花見炭火コンロの貸し出しは今日まで。
最終日を惜しむように大勢の人たちがジンギスカンやバーベキューで盛り上がってた。
神宮内も
桜や梅を観て楽しむ人でいっぱい。
桜を見上げつつ、そして、そういう大勢の人たちもながめながら
「うちら、本州にいたとき、これほどまでに桜や花が咲くのを、心底待ちわびたことがあったろうかねぇ」
「本州で、桜を観にでかける、という楽しみ方をしたことなんて一度もなかったねぇ」
としみじみ話してた。
本州にいたときはもちろんまだ若かったし、目の前には他の興味しかなかったから、
2月3月にはもう咲いて4月には散り始めてた桜のことなんてどうでもよかった。
だけど
あれは若かったから、という理由はちょっとちがうかもしれないという気もしてる。
だって北海道はこうして、
若い人もみーんな、楽しそうに桜を観にきてる。みんな携帯かざして桜の写真を真剣に撮ってる。
「わぁ〜きれいだねぇ〜!」と高校生ですら、観てる。こんなの本州ではみなかった光景だ。
寒い中に閉ざされる期間のほうが長い北海道。
花が咲く期間というか、あったかくて活動しやすい期間なんて5ヶ月あるかないか。
だから、ようやく陽射しが明るくなったと思ったら順番も関係なくどの花もいっきに咲く。
花がないときと、咲いたときのギャップがほんと大きい。景色が一変する。
その華やかさというか、気持ちが明るくなるような感じというか、
それがもう北海道民はたまんないんだろうなぁ。
今回のように、5月なかばまで寒かったのは初体験だったから、
さすがにうちらもはやく春にならないかなぁと思った。花、咲かないかなぁって。
だから咲いてほんとに嬉しかった。
春になったところで
3週間後にはよさこい祭り。
それが終わればもうビアガーデンの季節。あっというまに夏イベントがやってくるぞ。