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おそるべし

昨日の夕方、コーチャンフォーまで行ったついでに芸術の森まで足をのばしたら

DSCF4972.JPG
ジブリの展示会をやってたので観てみた。
レイアウトということは、
宮崎駿さんが考えた場面の、本人の、まだ鉛筆画の”イメージ図”の段階なわけで、
これをもとにそれぞれの担当の人が背景を、そして人物を、と正式なかたちに作り上げ、
そして配置を合わせていき、とまだまだ先に続くから、
ほんとに原点の原点といった状態の紙。
だいたいこんな感じで〜と背景や影の部分なんかはテキトーにしちゃってもいいくらいだと思うけど、
そこをテキトーにしないでそのまんまアニメとして色塗って仕上げてもおかしくないくらいに精巧に描きあげてある。
あまりに細かくて、うわっ!なにこれ〜?!影の線も1本1本描いてあるよ...とのぞき込んで絵に見入ってしまって
なかなか先に進めない。途中で「閉館のお時間になりました」と放送がかかって、
残りは急ぎ足で観たけど、それにしても鉛筆画の段階で、ここまで感動させてくれるなんて
やっぱり宮崎駿さんの絵の力、場面設定の力は、本当に素晴らしいなと思った。
レイアウトの時点でここまでこだわりがあるからこそ、できあがった映画があれだけ素晴らしくなるんだろうなぁ。
結局全部で1300点も飾られてたらしい。
後半は流しながら観たものの、それでも入館から1時間半はうちら時間も忘れて見入ってたことになる。
火垂の墓のレイアウトのとこで、映画の中の声やシーンが蘇って泣きそうになった。
鉛筆画なのに。

by yukari  at 17:29
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