なつかしい
ゼッタイ行くことはないだろうと思ってた清田区のコストコ。
日本的な、コストコ、という響きがとにかくちょっと、というのはたいした理由じゃなく、
会費が、距離が、まぁとにかく経験からあそこは誘惑が多すぎてうちにとってはキケンだろう...と思ってた。だけど
1日だけチラシ持参で入場可、ただ、会員にならずに買い物したら5%上乗せだけどね、の紙がポストに入ってて
それを言ったら
『行く行く!行きたい!』長男が 。
行ってみるか...。
久しぶりに見た大きなカート。
店内に入ると『うわぁ〜、なつかしいにおい〜!』と息子はとたんに喜んだ。たしかにこれは
あのコスコ店内のにおい。。。
Tideなんて、なつかしすぎる。そんで、箱も、あぁそうだ、このサイズがアメリカでは基本だった。。。10年も経てば
いろんなことをうっすら忘れてる。自分の中の物のサイズの基準がもう日本サイズになっちゃってんだなぁ。
息子、大学の寮の自室に、コーヒー飲むための電気お湯沸かしポットを持ってったほうがいいんじゃないか?ということで
なにげに家電の棚を見てたら、コードレスの1900円のがあった。
あぁ、こういうんでいいよね、お湯さえ沸けばいいんだから。
安いの見つけてそれだけでここに来た甲斐があったかも、と
カートに入れて、
アメリカで食べてたシリアル、あるかなぁ?で見てみたら、さすがに日本ではシリアルはあんまり種類は揃ってない。
それでもクエーカーのがひとつあったので、それをカートに入れた。
もしかして、クロワッサンも?でパン売り場を見たら、たしかアメリカでは12個で$4.99くらいだったと思うけど、
同じ形状で798円ほどで売られてた。あるんだなぁ。でも作ってるのはここ札幌だけどね、な感じがなんか面白くて、
味はどうなんだろう?と買ってみることに。
今朝、そのコストコ製クロワッサンを食べた。
アメリカでは、バターたっぷりでカロリー高そ〜、でも大きくてぱりぱりでおいし〜!だったクロワッサン。
今朝の感想
”あれ?同じように大きいしおいしいけど、思ったよりけっこうあっさりしてるよね。日本製だからだろうね。”
これはもうしょうがない。
だって土曜日に、エグヴィブの焼きたてのを食べちゃってたから。比べる相手が悪いか。
でも
長男はコストコに行った日はとにかくハイテンションだった。
『なつかし〜なつかし〜』の連呼。
アメリカ大好きな感覚が眠りから覚めた、そんな感じだった。
うちらも『なつかし〜』だったけど、ここに来ると楽しくて買いすぎる、そんなキケンはくる前から充分予感してたので、
会員にはならず、今回限りの買い物と割り切った。もう来ないでおこう。
なので最後に、アメリカ現地のコスコに行くたびにランチ代わりに店内でよく食べてたホットドックやピザでも軽く食べて帰ろうか、と買い物後に
フリードリンク付きで200円のホットドック、300円のピザ販売のところへ。
今となってはこういう価格がえらく安く感じるなぁとか言いながら買ってみたら...
でかっ!!
えっ?!こういうサイズだっけ??軽く食べてとかいうサイズじゃないやん!...
...ほんまにもう、すべてにおいて、アメリカの基準サイズをぜーんぶ忘れてることを実感しながら、
長男だけはそのサイズの大きさにもスパイスの味にもなつかしがって大喜びしながら食べてた。
息子にとって『なつかしい!』場所は、小さいときに刺激を受けた場所。なんにも知らない英語を一から知っていった場所。
苦労の末にその英語を使って遊べるようになり、友達ができた場所。あそこがやっぱり原点なのかもしれない。
「...この次は、自力でアメリカコスコの会員になって自力で現地コスコに買い物に行けるようにがんばりなさい...」
『うん!』
コストコに連れてきたことが留学先決める時に影響しちゃったりするのかな。
フランスとか英語圏以外のところもいいかもね、とかついこないだまで考えてた気持ちを、うっかり削いじゃったかな。