次男
なんだか気ばっかり焦ってる中学3年生。
受験に対してじゃない。自分のイメージする大人になることに、だ。
そういうことは高校に入ってからいくらでも自分の好きなように向かっていけばいいことなんだから
高校生になったらもう義務教育でもなくなるんだし、あとは自分次第なんだからうちらもうるさいこと言うつもりないし、
まずは高校に入らんことには将来に向けてなんも始まらんやろ、と言い聞かすが、
そんなことよりこっちが大事とばかりの思い込み。
「もう子どもじゃないんだし」
「自分の体のことは自分が一番わかってる」
いっぱしのことを言う。
そういうところがまだ子ども...と思う。
自己流で連日大声で発声練習をし、
そして咳こみ。喉痛い、と。
あげくのはてに、血がまじる痰が出るとか言いだし、
どうせまずい声の出し方してて喉荒らしちゃっただけだろ、と親のほうは冷ややかに、やれやれと思ってたが
そこで本人が電子辞書でなにやら調べて
血が混じる痰ということは肺がんかもしれない、とか言いだし
「病院行きたいんだけど」と数日前からせっつかれてた。
あーもー!
わかったけど、今日の期末テスト終わってからにして。そしたら付き添うから、とおとといも昨日もなだめ、
今日の放課後、ほんまにあほらしいわー、あーもー面倒くさいわーと思いながら
いちおう約束なので耳鼻咽喉科へ連れてった。
案の定、
『鼻血がのどのほうに流れただけでしょう。ちょっと鼻がちくのう気味だから吸入かけてってください。薬だしますね。喉痛い?
え?歌い過ぎ? (ここでややあきれ気味な笑顔のお医者さんが喉を診た、が、特にそれほどひどい状態にもなってなかったらしい)ま、これを機会に、少し喉休めてくださいね。』
...ほれみろ。
誰が肺がんかもって?
自分の体ほど自分がわかっちゃいないんだよ。
これを機会にしばらく自己流で発声すんの禁止だよっ!
病院で待ち時間2時間だったし、もうへとへとだよ。
頼むから、こういう無駄な出費と時間、かんべんしてよね、もう。
さすがに本人も少しだけ反省した様子。