予想外に朝から晴れてたので
北大のイチョウ並木を見に行こうかと歩き出した。
その途中、ある調理師学校で今まさに学校祭がスタートする、というタイミングに遭遇したので
こちらの学校ではどんな料理の指導をしてるんだろう、どんな料理を学祭でお披露目するんだろうと
かなりな期待でちょっと寄ってくことにした。
ところが列が全然進まない。
ずいぶん待たされて5メートルほど進んだところでようやくパンフレットが渡され
また待たされて少し行ったところで食券の一覧表を渡されて
また待たされてようやく丸つけができる台に案内され、丸をつけたらまた列で待たされて。
その先には今度8列ほどのライン。
そこでまた並んで待たされ、これが全然進まない。
食券買うだけに、なぜこんなに時間がかかるのか。この時すでに40分経過。
そしてやっと自分の番がきて見てみれば、お金を取り扱うお姉さんが2列につきたったのひとりしかいない、ということがわかった。
なぜなんだ...
提供メニューの一覧の中身にも大きな疑問。
調理師の学校なのに、焼きそばとかチキンナゲットとか...
しょうがないからどうにかあたしが選んだのは西洋料理部門の中のクリームソースのロールキャベツ。
夫が選んだのは日本料理部門の中の豚の角煮。
食券をどうにかゲットできても
今度は各料理部門の部屋へつながる、また長い列。。。
1時間以上かかって手にしたのがこれだった。
最後の望みをたくしたが
調理師学校で習うレベルとは思えない味だった。。。てか、ロールキャベツは味がなかった...。
たぶん生徒は悪くない。
すべて、指導側に問題がある。
ボーゼンとしながら
北大へ向かって歩き出した。
イチョウを観にきた人でいっぱい。
北大カフェという看板をだして、大学生がコーヒーとか紅茶とか提供してた。
料金は募金制。
並んでお金をいれてコーヒーを受け取ってそのへんの椅子に座ってイチョウをみながらコーヒーを飲む人たち、を見てて
そのあたりまえの流れにはなんの疑問もないし、どーってことないことなのに、
ちょっと前にびっくりするほど要領の悪い学校祭を体験してきた自分は
大学生たちの『はいどーぞー。ありがとうございます。』とさっさと手渡す作業に
これが普通のスピードだよね...さすがだよね大学生...と変な感心をしてしまう。
それほどに
今日の出来事はホンマに衝撃的だった。
毎年学校祭というのはやってるはずで
たぶん毎年一般のお客さんは大勢来るんだろうし
食券の引き換えから客の案内、商品の引き渡し
その流れをもっとスムーズにしようとか
こうしたら効率良くさばけるんじゃないかとか
先生方にはそういうアドバイスが出来る人がいたっていいだろうと思うが
もしかして、毎年こういうやり方のまま長年やってきたんじゃないか...
そして自分の担当の仕事の効率悪い流れに、生徒たちは想像力を働かせて疑問をもつこともなく
スタートさせちゃって、実際ものすごく時間かかっちゃって...。
職種が職種なだけに
どうしても謎が謎をよんでしまうというか、なんで??な気持ちが消えず、
そのうち腹もたってきて
ホンマ、ちゃんと生徒にいい指導してやらんとかわいそうやわ、と
夜になっても指導側への怒りが消えない。
なにごとにおいても、いい指導者いい環境にめぐりあえないと
生徒がかわいそう、と思った。