休日 3日目
おだやかな大晦日。うっすら陽も射して...。
昨日いっきにおせちを完成させて
そしてぐったり疲れて。
毎度のこと。
頭痛も加わり、はやく寝れば治るかもとそのまま寝たけど
朝起きても治ってなくて。
仕方ないから朝食後にケロリン飲んだら
1時間後には治ってきた。とたんに元気に活動しようかという気になってきて
うちじゅう仕上げの掃除機&拭き掃除。
そして
明日の朝飲むお酒とお茶の準備もしたし
あとは
夫に蕎麦を打ってもらって
あたしはあとでエビ天買いに行って
それから3時に家族代表でひとりで神宮行って大祓してもらえば
あとはもう
のんびりできるかな。
夫は今日も朝から仕事。
夕方にはパソコン上で会社のメンバーと打ち合わせも予定されてて
担当の仕事が夜中にも予定されてるし
1日まるまるの冬休みなんて結局ないのねー...。
長男は朝9時から夕方6時までバイトの日。
おせちも請けおってる店ということでその手伝いもあるしで、
今日はたぶん一番忙しい日。明日元旦も朝からバイトだから
大晦日の今夜もあんまり夜更かしさせられないな。
次男は2学期の成績のひどさにちょっと反省したのか
”朝6時半に起きて朝食後は30分朝読書してその後9時から毎日6時間勉強!” なんていう立派な
冬休みの計画表を自分でたて、担任にも見せたにも関わらず、
結局年内は一度もそのとおり行動できた日はなかった。毎日8時に叩き起こされて...まったく。
今夜ゆっくりしたいなら、今日くらいちゃんと決めたことやんなさい、ということで
しめくくりの今日、あたしが大祓から帰ってくるまでは勉強するという約束に。
母はあとで神宮に行って
『あんたの邪念がきれいに取り払われますように』ってしっかりお参りしてくるわ...。
休日 2日目
休日って言ったって
あいかわらず夫は仕事で
長男はバイトで
次男はしぶしぶ課題をやり
あたしはおせち作りスタート。とても忙しいのだった。
大根なますに
かずのこに
煮物。
今回はじめてエビすりみを使った伊達巻きに挑戦してみた。
最近は面倒で単純に厚焼き卵で済ませてたのに
たまたますりみの買い置き、冷蔵庫に発見。鍋に使おうと思って使いそびれてたやつ。
鬼すだれ、という巻きすを持ってないので
菜箸並べてでこぼこにできやしないかと。
ぎゅーっと巻き付けてぐっとしめてこのまま冷ます。
卵6個使用のところ、いつものことながら、『ま、4個でどうにかならんかな』と勝手に分量4個に変えた。
このテキトウな判断が仕上がりにどうひびくか...。
黒豆を煮て
きんかんとかぶの甘酢あえも初登場させることにした。
こないだの料理教室で習ったからね。
酢れんこん
田作り
たたきごぼう
きんとんも作った。
去年は引っ越しでそんな気力ないだろうと
この近所のスーパーのおせちを予約して、初めて、買ったおせちで迎えた正月だったんだっけ。
でもたった1年にもいろんな出来事があるわけで、
そのスーパーはこの秋に閉店。あれがあのスーパーで買った最初で最後のおせちになるなんてねぇ。
富山の実家から
富山満載の箱が届いた。定番のかまぼこや昆布巻き、五色ようかんに加えて
今回は初めて見るものもいっぱい。氷見牛カレーなんてのもあって、
あれこれ考えて気を使ってくれたんだろうなと、みんなでじ〜んとしながら実家の母や兄たちにお礼の電話をした。
ありがとうね、ほんとに嬉しかったよ。
休日 1日目
外は雪。
昨夜は帰宅が0時近くだった。
10時半には『それじゃお先に失礼します』で厨房社員は皆帰ってしまい、
『ゆかりさん、もう少し残ってくれる?』の店長の声に、そりゃ、イヤです、とも言えないわけだし、
厨房でひとり残って、ホールバイト君が下げてくる皿をがしがし洗ってた。
さすがに最終日くらい、片付けきるまで厨房社員一緒に残ってくれるかと思ってたけど、
ま、そんなこともなく。
で、
朝から、もう今日は(疲れて)なんもできません。朝も昼もご飯は各自、自分の分を用意して
各自でやってください、と男たちに言って、
あたしは今日は好きに過ごさせてもらうことに決めた。
宣言してしまうと皆あきらめもつくらしく、長男はほうれんそうと卵で炒め物作ったりして食べてて、
夫はパンを焼き、次男は昨日の残りのサーターアンダギー風ドーナツ&牛乳で朝ご飯にしてた。
あたしは今日は、自分の慰労。
昨日受け取った給料を元手に、
顔エステ付きまつげパーマ、クーポン持参で2500円、というのをホットペッパーで見つけたから
それに行ってこようと思ってる。
来年は、もう少し『きれいになること』に意識が向けられないかと思ってて、
とりあえずその導入。
母がきれいになろうと意識するのは男たちもいやじゃないようだ。
『うん、わかった、いってらっしゃい』と言って、今は各自の机にむかってる。
夫は今日も仕事
長男は、2月に提出せねばの大学から出た課題(指定本の読書感想文)にとりくみ
次男はもうあとがない危機感から、とはいっても、なんとなくしぶしぶな雰囲気で
塾の宿題をやったりしてる。そんな29日。
仕事納め
なんだか良い天気。
窓開けててもあんまり寒くない。
夫はいちおう昨日が仕事納めだったはずが、
今日も朝から仕事してるし、これから大晦日の夜にかけても
家でひきつづき仕事はしなきゃらしく。それって仕事納めしたとはいえないんじゃ...。
しめきりのある仕事ってほんと大変だなぁ...。
あたしは今日が仕事納め。
あっというまの1年だったなぁ。
今夜、頑張ろう。
今年は実験おやつをいっぱい作った。
実験おやつ、今年の分は今日が作り納めかな。
サーターアンダギー風おからときなこ入りドーナツ。
正社員の威力
歩道が凍ってつるつる〜!の午前中、
長男と一緒に大通にある銀行へ行ってきた。
18なんだし、
息子本人に自分の銀行口座を作らせよう、ということで。
保険証と印鑑と、ひとまず預けるお金を持たせて。
大学に行ったら、この口座から仕送り引き出してもらわなきゃだから。
混んでない地方銀行の支店だから、あっさりと手続きが進み、
あたしはうしろのソファーで雑誌を読みながら待ってて、あっというまに口座開設完了。
まだ10時前で店も開店してないとこが多く、寒いしせっかく来たからコーヒーでも飲んでこか、とスタバに寄った。
そういえばふたりでスタバのこのシチュエーション、
受験に行った時に現地のスタバに入った時以来やね、
あの時はあんた、”ゼッタイ落ちた...”とか言ってどよ〜んとしちゃって
こっちはほんまにしんどかったけどな、と
1ヶ月半前の出来事を懐かしく思いだしつつ、息子は苦笑いしつつ。
帰宅して、夫が「口座の開設やってみてどうだった?」と聞けば息子、『けっこう簡単だった』と。
簡単だった理由としては、
今は自分にも”家族用の保険証”がちゃんとあるから。
これがフリーターだったりして保険証も持てない身分だと
口座はこんなふうにすぐには作れない、
免許証も持ってなかったら、
住民票もってこいだの、身分証明がけっこう面倒くさいことになる。
今回はお父さんが正社員だから家族の保険証を持つことができてて、こういうときにそれが役に立ってる、という説明を
夫がして、そばであたしも、なるほどな〜と思った。
たしかに、
保険証がなかったら、いろんな場面で面倒そうなことは多いかも。
あたしは運転免許証持ってるからそっちでどうにかなることもあるかもしれないけど、
病院では保険証がなければ自己負担が大変なことになりそうだし、
ほんと、お父さんのおかげだわ。
時間給で働くバイトのあたしは自分の保険証をゲットできない。
どんなにいっぱい働いたって正社員じゃなければいろんな保証がつかない。
結局世間が正社員としての就職にこだわるのはそういう部分なんだよなぁと実感する。
富山の幼なじみから荷物が届いた。
半年前、新婚旅行で北海道に来た幼なじみ。
結婚したと聞いてすぐさまお祝いディナーを予約して、ご主人と3人で札幌で一緒に食事をして...嬉しかったなぁ。
遅くなったけどと、結婚の内祝いの品と一緒に、
新婚旅行みやげや、富山の化粧水、和菓子などが。
内祝いの品が高級そうな和皿だったのと、この和菓子の菓子折りの丁寧で重厚な雰囲気が
いかにも『ザ、とやま』という感じだなと思った。
実はこないだから正月用に和菓子買おうかなと思いつつ、
丸井今井の和菓子売り場を見ては、う〜ん、今の気持ちのイメージに合うのがないなぁ
と思って買えずにいた。
化粧水も、年内でなくなりそうなんだけど、次のを買っとかなきゃとは思ってるんだけど
どうも完全に使い切って困るまで動けない自分は、結局買えずにいた。
正月な雰囲気のものがうちにはないなぁと思ってたところにこんな素敵な皿。
新婚旅行みやげは小樽のお土産というところがまたいいね。小樽近いしよく行くけど、買うのはみんなで分ける食べ物ばかりで、
意外と自分のための物って買えなかったから。
なにもかも、今のあたしにはタイムリーだった。ほんとありがとう。
なんだか今夜はいつも以上に頑張って働ける気がするよ。
正月モードへ
朝、さっそくクリスマスものを全部片付け。
がらーん...なんだか部屋に色みがなくなってしまったなぁ。
まるで引っ越してきた当時のような殺風景な、ま、良く言えばシンプルな茶の間に...って
まさに今日はここに引っ越してきてちょうど1年目だ。
あれから1年後の今日は、
部屋の中をさぁ正月モードに切り替えよう!として
ふと気がついた。
我が家には正月っぽいものがもともとあんまりないということに。
2年前に突然実家から送られてきた羽子板飾りだけがいかにも正月。他は
正月といえば真空パックの鏡餅を各自の机に飾って...ほんとそれだけだったんだ、ということに
今日ようやく気がついた。
シャドーボックスの作品もクリスマスものばっかり充実で、
正月用のなんてほとんど作ってなかったんだ。
今までの家ではごちゃごちゃいろんなものが目につくところに置いてあったから
なんとなくにぎやかな感じがしてて
そういうことにも気がついてなかったんだ。
去年は引っ越しでどたばただったから、落ち着いてそういうことを考える余裕がなかった。
とにかく正月までに引っ越しの段ボール片付けなきゃ、物しまわなきゃ、そんなことでいっぱいいっぱいだったもんなぁ。
というわけで
鏡餅を買いにイオンへ。
ショッピングセンター内は、先日まであれほど『わーいわーいクリスマスー』な雰囲気だったのが一変。
一番いい場所に『お餅コーナー』。そして食品売り場の一番目のつくとこに甘そうな生菓子『口取り』。
夫と「口取りってなに?」「うちの地元で正月にこんなの登場しなかったからわかんないなぁ」
「どういうシチュエーションで食べるものなんだろうねぇ」と、???な、まったく解決しない会話をしながら
エビやら鯛やらのカタチをした和生菓子を眺めてた。
口取りっていうとあたしの場合、
おせちの黒豆とか田作りとか数の子とかがちょこちょこっと皿に盛り合わせられたのが
各自の前に置かれて、日本酒飲みつつ、まずそれをつまむ、という、前菜っぽい位置づけのものが口取りという印象だったから、
北海道でカラフルでしっかり大きい和生菓子がパックに詰められて並んでるのには驚いた。
口取りというからには、つまり、この甘そうなあんこの生菓子を食べてからおせちスタート、ということなのか?
食後のデザートに苦いお茶と一緒に、というならともかく、いきなりこれから食べてお酒というのはキツいんじゃないか?
だけど北海道の人は甘い物が好きだから、『それ、普通じゃないの?』なのかなぁ。
なんせ、おせちを大晦日に食べるのが『え、それ普通でしょ?』の土地柄だからなぁ。
クリスマス鍋
家族そろって鍋を囲むというのが
この忙しい時代に一番の贅沢で、なによりのシアワセで、
最高のご馳走になるんじゃないかと。
というわけで、
クリスマスの夜は『かじか鍋』にした。
かじかは一人あたり一切れしかなかったけど、ほとんど野菜だったけど、
それでも
おいしかった。
今夜はシフト上たまたま息子のバイトが休みにあたって、
全員揃ったからね。
そして
4人揃ってのクリスマスの夜は
ほんとにほんとに今日が最後。
来年からは
夫と次男とあたしの3人で
3人なりの、3人だからの、3人ならではのクリスマスを
作っていこう。
息子に教わったイブ
根岸さんのありがたい講演会から帰宅した息子に
日頃バイト先で作ってるという海鮮丼の作り方を教わった。
すし飯は200グラムで〜
ま、職場では手袋してやるんだけど、
こうして順に散らしてくんだ...
こんな感じ。ほんとはイカとか、とびっことか、紫蘇の実とかも使うんだけどね。
ほおお〜。
これが今夜の夜ご飯ということにしたので、長男は夕方4時前にはこれを食べ、夜バイトへ行くことに。
実は毎日作ってはいるけど実際食べるのは初めて...と食べてみて、おいしい〜!と感動してた。
残り3人分は、息子直伝、ということであたしが見よう見マネで夜に再現することに。
...再現したつもりだったけどどこかなにかがちがうような...。
なんとなくあたしのは大雑把な印象。ま、たしかにてきとうに散らしただけなんだけどもね...
散らし方にもコツがあるんだろうな。数こなしてる分、これに関しては息子のほうがやっぱ先輩だな、と思いながら
食べた。
おいしい〜!
これにとびっことイカと紫蘇の実までのっかったらほんまに豪華やろけど
今夜のこれでも充分にイケルぞ〜。
イブはやっぱ魚やなぁ。
これから毎年うちのこの時期恒例メニューにしちゃお、この海鮮丼。
クリスマスにチキンとデコレーションケーキって...
実は海外でクリスマスにそんなの食べてるとこ、どっこもないんやけどな。
ほんま日本人は、数十年前にチキン業界とケーキ業界にまんまとしてやられたよな。
そろそろこの際やから『クリスマスにチキンとケーキ?...これからは魚よね』ってふれこみで
テーブルにお魚どーん!みたいな展開にはなっていかんもんかね。
ならんか...うちだけはそういうことにしとこか。
恋が苦しい
読売オンラインの発言小町と人生相談を見ては
いろんな人がいるもんだな...と思うのがほぼ日課になりつつあるが、
今日は久しぶりに、おお!と思った。
高3男子の人生相談。『恋が苦しい』
『部活の後輩の女の子を好きになってしまった。
僕の言う冗談にも笑ってくれるけど、趣味や悩み等の会話はまだしたことがない、
気づくと日中ずっと考えるようになってる。受験勉強の疲れを恋で和らげてるのかもしれないけど
いったい僕はどうしたらいいのでしょうか。』
それに対して相談相手の作家さんの返事
『とにかく今はしっかり勉強してください』
『思考力を鍛えていざという時にクールな判断ができる 『できる男』になれるでしょう』
『女性は鈍感な男が嫌いです』
なるほど〜。
ともかく
『恋が苦しい』って〜、中学生のときは好きになるだけで満足だったのに今回は『毎日が苦しい』って〜、
なんか青春だ〜。
今年最後の登校日
高校生はとっくにもう冬休み。けど、
今日は久しぶりの登校。
高校に、ノーベル賞受賞者、根岸さんが来てくれるんだとか。
なんでここに?と思ったが、先日あるお母さんから入った情報によると、
保護者の中の北大関係者つながりからそういう展開になったのでは?と。
思いがけないクリスマスプレゼントだなぁ。
なかなかない機会。ありがたいお話、しっかり聞いてこいよ〜。
中学生は終業日。
2学期も終わり。
今年は思う存分やれたか?やれとらんよなぁ。特に後半、悔いだらけやんなー。
来年しょっぱな3学期はもう必死になってやらんと、取り返しつかんぞー。
雪が舞いつつも朝日も明るくて、
少し明るい気分でスタートできそうなクリスマスイブ。
今日はなんとなく、魚気分。
おいしい魚、探してこよう。イブはやっぱ刺身でしょ。
夕食作る気力な〜い
バイトを終えて夕方4時に帰宅した長男はそれからようやく昼ご飯。
お昼なんだかおやつなんだかはやめの夕食なんだかわかんないな、こりゃ、という感じで
ともかく空腹からあっというまに食べきった。
その時間になるともう外は暗くなり始め、
なんだかもう夕食準備の時間だなぁもう休日終わりなのかよ〜という気配に、
もーとにかく昨日の疲れがとれないわけよ〜、オフの日くらい夕食作りしたくないわけなのよ〜
ほんまに今日は、やる気ないのよ〜...で、ぐでぐでぐったり夫や息子にうったえた。
『じゃ、何食べたいの?』夫に聞かれて
あたし即答『にぎり寿司』。
『しょうがないな、じゃ、食べに行く?』夫に聞かれて
あたし『で、そのお金の出どころはどこから〜?』
夫『...う〜ん...やっぱりなにか作るか...さすがににぎり寿司は作れないけどなぁ...』
あたし『用意してもらえるならなんでもありがたいです...』
その後、茶の間にうつぶせて、長男に背中と腰のマッサージをさせ、く〜っ、そこそこ、そこ痛い〜! とうなってるあいだに夫は買い物に行き、
戻ってきてから次男を助手にしてさっそく作り始めた。
完成したのは
ドリアとフランスパン入りのサラダだった。
休日のはずが
融けては降り積もり、融けては降り積もり...の冬。
今日の降りかたは...かなり積もりそうな気配。
昨夜は夜中11時半まで仕事だった。
120席ほどある店内が満席になったのはやっぱり休日前夜だったからかな。
忙しすぎて、ドリンク作りに厨房に入ってきた新人のホールバイト君に思わず
『泣きそうや〜追いつかん〜』とぽろっと弱音を吐いてしまったくらいだった。
オーダー表がずらっと並んで、作っても作っても終わらない。
当然、後片付けはオーダーストップがかかったあとの夜10時からいっきに。
店の皿やコップ総動員で乗り越えた夜だったから、その後の後片付けの大変さったらもう。。。
で、すでに冬至じゃなくなってた夜中0時半に柚子湯に入ることに。
息子たちにもみくちゃにされてよれよれになった柚子がよたーっと浮いてた。
それでも入ったから、今年は風邪ひかないかな...。
今日は休みだしと思って朝はゆっくり寝てて、7時すぎにちょっと目が覚めて布団の中で少しぽーっとして...。そして
次の瞬間、飛び起きて長男の部屋のドア開けて怒鳴っとった。
『こらっ、起きんかいっ!』
息子、今日は朝からバイトで、家を8時には出るとか言うて、
あんた自分で起きて朝ご飯食べていくからゆうて昨夜自信満々に言うとって、
なんでまだ起きとらん?!自分で起きる気あんの?朝のシフトのときは3時の仕事終了まで休憩ないから昼ご飯も食べられんで
前回ものすごくお腹すいたやろ。
だから朝ご飯ちゃんとしっかり食べてかんとあかんことくらい、自分でようわかっとるやろ?
『ほんまにもー、なんであんたのバイトのこと気にしてこっちが休日の朝から起きるはめになるんよ。
自分の仕事やろ?ちゃんと間に合うように起きて準備するとこから仕事なんよ。
こんなん、あたしがあんた起こしてご飯用意する早朝バイトしとるようなもんやん。
前もそうやったやろ。前の分と今日の分、母の早朝バイト代として、計1000円、あんたのバイト代入ったら払ってもらうからなー。それくらいせんと自己管理できんてほんまどーゆーこと?!』
昨日の疲れもとれとらんちゅうのに、朝から疲れさすなってほんまに。
冬至
普通に煮てもよかったんだけど
材料あったから今回はそぼろ煮。
20年前、葬儀を数時間後にひかえて途方に暮れてたあたしたちに
『冬至やからね、風邪ひかんようにかぼちゃ食べとかんと』とカボチャ煮そえた朝食を用意してくれた、実家のお隣さん。
あたしは「そうか、今日は冬至なのか...風邪ひかんようにて...風邪ひくどころか死んでしもたら
ほんましゃあないやん...」と父親の葬儀が冬至に重なった皮肉めいた状況に、なんてこったと思ってた。
だから冬至というと父の葬儀を思いだす。
夜はゆず風呂にしてね。
あ、皮ちょっと使いたいから先に切り取らせてね...
今までまったく知らんかったけど
冬至には『ん』のつくものを食べるといいとか?ほんまに?聞いたことなかったけど、いつから?
正確には2個『ん』がつくもの、『にんじん』とか『なんきん』とか『ぎんなん』とか
そういうものを7つ、なんだそうで。
知らんかった。どこの風習?たぶんどっか限られた地方から発祥してなんとなく広まってきとる、
節分の恵方巻きみたいなことなんじゃ...
まぁともかく、知ってしまったのでちょっと意識せざるをえなくなってしまった。
2個『ん』のは7種類なかなかムズカシイから、せめて『ん』が付くということだけで
今回はいいか。
ということで
『にんじん』『こんにゃく』『こんぶ』『だいこん』『がんも』『すりみだんご』をいれた『おでん』が
今夜の『ばんごはん』。
友人たちの今
子育て真っ最中の大阪在住の友人から数週間前にメール。
それはNHKのすくすく子育てのアイデア大賞という番組に子育てのアイデアを応募したところ、
自分のアイデアが一次通過したと。それで番組のホームページを見てみたところ、
たしかに本人の名前と息子くんの写真、アイデアがのってた。
それだけでも久しぶりにうちの家族的には盛り上がったのに、その後しばらくして、
”残念ながら2次通過はできなかったんだけど、特別賞みたいのになるらしい”と、その放送時間が書かれたメールが届いた。
どれどれ。どんな風に放送されるのかな?興味津々でこないだの放送日にちゃんと録画して、夜中に家族で観た。
友人のは「こういうアイデアもあったんですよ〜」という風に写真かなにかでおまけみたいに発表されるのかなと勝手に想像してて
実際の映像に、うちらは夜中というのにかな〜り盛り上がった。
しっかり動画。
そのアイデア自体にも、友人のなぜか江戸っ子調の口ぶりやそれほど派手でもない演技にも、
不思議なおかしさがあってウケたが、
このアイデアを高く評価した方が榊原さんという大学教授(男性)。
結局友人のこのアイデアは、榊原賞という名前の賞になった。
すごいじゃん〜!
そしてさらにさらに。賞品として、その榊原さんの顔写真(!!)が入った楯を贈呈と。
これには笑ったなぁ。
友人、この楯は茶の間に飾るんだろうか??
24日の午前中にも再放送があるらしい。録画したやつ、しばらくこれ消去できそうにない、もったいなくて。
もう少し何度か見させてもらって思う存分笑ってから。。。
それよりなにより、軍手ぱくぱくさんに素直に従う息子くんを見て、
あぁ一番素直で可愛い時期だわぁ...としみじみ。
夫は久しぶりに見る友人の姿に「しかし彼女は全然変わらないねぇ」とそっちにしみじみしてた。そーなんだよ、あのまんま母になってんだよねぇ。
一方、
転勤族で、結婚してからの10年間で6回の転勤引っ越しを繰り返す、現在岐阜在住の友人から久しぶりにメールが。
どうもこの春、また転勤引っ越しになりそうだと。
行き先はまだはっきりしないらしいけど、
しかししんどいなぁ...。フィリピン行きのときはまだ子どももひとりで小さかったからどうにかなったようだけど
フィリピンで家族もさらに増えたし、帰国してからもまた増えたしで、
さすがに4人の娘ちゃん連れで移動しまくり生活はそろそろ限界近くないか?
特に女の子は小学生も後半になってくると、グループができたりなんだで人間関係面倒くさそうだしなぁ。
同年齢の彼女。去年の近場の引っ越しだけでもあたしへとへとだったのに、
新しい環境への引っ越し。体、大丈夫なんだろうか。
せめて実家に近い方面への転勤ならいいのにねぇ。
可能性はほとんどないらしいけど、この際ぽんと札幌とか。そしたら彼女の息抜き相手になってあげられるのに。
節目の日
雨の朝。高校生は終業日。
長男に弁当を作った最終日。
あっというま、とは言わないけど
この3年間、意外と早かったな、という印象。
高校生は自分の判断で動けるから、中学生のときほど生活面で親は手がかからないし、
学校の話や友達の話を聞いてもけっこう面白くて、親のほうもずいぶんと楽しませてもらった。
大学受験が近くなった高3になってからはまぁいろいろ振り回されたけど。
それでもやっぱりありがとうだな。
明日からは冬休み。
自宅で過ごす高校生最後の冬。
来月のセンター試験の準備もあるし、バイトもあるし、大学から出された提出課題もある。
少しずつ、春から家を出る気持ちの準備もしながら、充実の冬にしてくれれば。
こうして子は親から少しずつ離れていく準備をして、
親のほうもがっちり守っていた腕をほどいていくことになるんだな。
そして今日は
父の命日。
20年前、天国から地獄に落ちるってのはこういうことを言うのかとうつろな頭で思いながら東京から富山への汽車に飛び乗った、
ほんとに突然父と完全に別れることになってしまった日。
そりゃ、その3週間前に結納は挙げたけどさ、娘のことはこれから夫にバトンタッチか〜と実感しただろうけど、
腕をほどくどころか、自分が完全に消えてなくなってしまうことはなかったろうに...。
せめて半年後の花嫁姿、父親として見届けてからにしてほしかった。
まぁその後は今度、孫を見てからにしてほしかった、になるし、
孫の成長も見届けてからにしてほしかった、になるんだろうし、
孫の結婚も、ひ孫も...きりはないんだけど、
それでも。
クリスマス目前で家の中も街もクリスマス一色のこの日。
きらきらのイルミネーションの中にいた自分のまわりの照明だけがバチッと切られて
真っ暗闇に突き落とされたあの時の絶望感は、20年経っても残念ながら相変わらず鮮明だ。
しがらみのない宴会
昨夜、ゲージツサークルの忘年会に参加した。
単純に物を作るのが好き、な集まり。だから同じ高校のお母さんがたとゲージツの先生とはいえ、
学年もクラスも先生とか保護者とか、そういうことまったく関係ない集まりで、とても気楽。
こういう集まりの宴会がこうも楽しいものかと実感した夜だった。
ひきこもりがちだった今年。
前半は体も気力も消耗してのことだったけど、それを過ぎたあとははっきり言って
さみしかった。
人と関わっていこうとしない自分が悪いだけ。
特にクラスメートの母親同士というのは子どもがからむだけに面倒くさいことも多い。
さらに、
仕事もしつつ、オフを人との関わりや母親としての役割で充実させるなんていう器用なことは
あたしにはなかなかできない。精神的に疲れちゃって。
だけど、月に一度でも必ず顔あわせられる人たちがいる、それも趣味でつながってるということが
ほんとに心の支えになってるなという気がした。
習い事はじめても3ヶ月だけのクラスだとそれで終わり、そういうのばっかりだから、ちょっとむなしかった。
だから子どもが卒業しても来続けてもいい、このゲージツサークルみたいな場所は貴重。
できるだけこの先も来続けたいな。
残念な人
昨夜のテレビで
『残念な人』の定義をやってた。
本人は一生懸命やってるつもりでもあきらかに時間配分や優先順位がまちがってる人、なんだそうだ。
いつもご飯準備が遅い主婦3人の料理の手順を、プロがチェックしてみるというのがあって、
ブロッコリーを10分も茹でると!
そんなに茹でなくていいですよ...
だけど主婦は「え、でもこれくらい茹でないと柔らかくならないですよね?」と。
そういうとこからあきらかに時間配分がおかしい。
ある人はポテトサラダ用のじゃがいもの皮を、1個につき8分もかけてちまちま剥いてた。
丸ごと茹でて、あとでつるんと剥けば、すぐ終わるじゃないですか、と指摘すると、
「え〜そうなんだ〜!」と。みんな、40代の主婦。そうなんだ〜って...そこで感心するっていったい...
うそでしょ?ほんとにずっとそんなふうに毎日ご飯作ってたの?...ほんとにびっくり。
もうひとつの例。
オフィスで昼休み前に
「これ、1時に使うから30部コピーよろしく」と係長から頼まれ、そのあとで
「1時半の会議で使うから、こっちのコピー50部頼む」と部長から別にコピーを頼まれ。
自分の弁当タイムも含めてどう動くべきか。
残念な人というのは、
まず弁当を食べ始め、気がつけば1時近く。慌てて係長のほうのコピーにとりかかるも、間に合わず。
そうこうしてたら部長がとりにきて「まだ終わってません」と。
優先順位がおかしい。
あたしなら...
まず係長のほうのコピーをやって、ついでに部長の方のコピーも片付けちゃって、
安心してから弁当かな、と。
でもこれも正解じゃなかった。
正解は
まず係長のほうのコピー、そして自分の弁当タイム、そのあとで部長のほうのコピー。
たしかに...
昼休み時間がオフィスの場合、1時間なのかも。となると、1時からやれば充分まにあう部長のほうのコピーは
昼休み終わって1時からとりかかったっていいわけだ。
自分の昼食も時間内にきちんととりつつ、やるべきことをちゃんとやる、
たしかにこのほうがいい。
あたしのやり方だと、仕事優先で、自分の昼食をうっかり時間内に摂り損なってしまう可能性が。
「いいですいいです」なんていいながら仕事優先にしてそしてそのあとで「おなかすいた...」と
心で泣く、そういう損な性格は、実はデキナイ人と言ってもいいのかも。
まぁたしかにあたしは全般そうやって、自分のことはあとまわしにしがちだった。。。
もっと自分のこともちゃんとこなしつつ、きちんとデキル人にならなきゃねぇ。
長男の社会経験 2
先日のマイナス10度には、まいった。
あたしと長男のバイト終了時間がほぼ同じということで、
帰るメールをすると夫はあたしを駅前で拾ったあと、息子のバイト先方面へ向かい、
家方面に歩き始めてる息子を途中でみつけて拾う、というコースをたどってくれてた。
寒くて暗い夜中、迎えにきてくれるのはホントありがたい。
そして水曜日、マイナス10度まで冷え込んだ夜中、ゆっくり気をつけて運転してくれてたにもかかわらず、
道路の凍結で車体はときどき横滑り。おおお〜!すべったぁ〜!コワいコワい〜!!
結局...先日、夫の職場の新人君のお父さん(45歳)が事故で亡くなったというのも
道路の凍結が原因で反対車線に滑っていってのことだったらしい。仕事に向かう道中で、同僚が運転するワゴン車にみんなで乗っていて、のことだったようだ。
そこに向こうからトラックがきての正面衝突だったらしく。
帯広でのその事故のことは新聞にも大きくとりあげられてたが、
勝手に車が滑ってしまうと、ほんとどうしようもないというか...だから
この時期の北海道での運転はほんとにこわいと思った。運転する本人もそうだけど、誰かの車に乗せてもらうというのも、
けっこうコワい時期なのかもしれない。
冬はできるだけ運転しないで済ませないと。息子のバイトも今後はどうにか交通費をいただいて
バスで帰ってこれるようにしてもらおう...。
冬休み前の今は、学校帰り夕方にそのままバイト先に行かねばで、
ここは残念ながらまかないが付かない職場。
食事を店のメニューから選んで先に食べてから仕事に入るということもできると言われたらしいが、
それだと半額は自己負担で、なにより、仕事前に客のように客席で食事をとるというタイミングがいまいちよくわからない
というのと、やっぱ気分的に落ち着かないということもあって、
最初の2日間は余分に持たせたおにぎりを学校で食べてから仕事に行ってた。
だけど、食べ盛りにとって、夕方のおにぎりていどじゃなかなかツラそうだ。
帰宅して真夜中に、夫や弟が食べた夕食とおんなじ分、そのままばっちり1食、あらためてしっかり食べてた。
飲食店でまかないが付いてないというのはほんと残念だなぁ...まかない、ほんと簡単なものでもいいから、ちょっと食べさせてもらえるというのは助かるんだけどな。でもこの店、かなり忙しいらしく、
まかない作ってる場合じゃないようだ。
そういう意味でも、あたしの職場はほんと恵まれてる。
忙しいさなかでも厨房社員が必ず作り置きしてラップかけておいてくれるんだから。
これをふまえて、次回どこかでまた本州の飲食店でバイトする機会があったら、
次はぜったい完全まかない付きかどうかをチェックしなきゃだねということを息子は知った。
本州であたしが働いたとこは...基本的にどこもまかない付きだったけどな...
だから、飲食店でまかないが当然のようには付かないということが、北海道に来て実はちょっとした驚きでもあったことを
思いだした。北海道だからなのかな?という気もした。
ま、冬休みに入れば、仕事前に家で夕食食べてからバイトに向かうということができるようになるんだし、
学校から直行は今日まで。
だから今日までは夕方のおにぎりで...今日は3個つけとくから、頑張ってこれでのりきって。
クリスマスプレゼント
『NE-YOの曲いいよね〜、欲しいな〜...』とこないだなにげに言っていて...
あれいいなーほしいなーとつぶやくと男というのは買ってくれるものなのか。
こないだソロモン流でも、『彼女が前から欲しがってたんで』って彼が彼女へのクリスマスプレゼントにって
57000円もする、アーカのプチネックレス買ってた。
前から欲しがってたっていうことで、単純に彼女という存在のために57000円もするアクセサリーをクリスマスプレゼントに
ぽんと買ってあげようと思えるって...若いってそういうことなのか。いいよなぁ、言ったもん勝ちだなぁ。
なんでそんなこと、あたしももっと若いときに気づかなかったんだろう??
だけど実際、当時そういうものに興味自体がなかったよなぁ...。
今になって、
かつて女を武器にしなかったこと、あえて女を封じ込めることが自分の美学と信じて行動してたことを
ちょっと後悔してみたり。
せっかく女なんだから、アクセサリーのひとつくらい、『欲しいな〜』とか言ってみてもいいかも、
とようやく最近(遅っ)思い始めて、
そういうものに興味がまったくない妻より多少は『わーきれい〜、かわいい〜』とか喜びつつ、
たまには身につけようと意識してでかけるくらいのほうが、男として、彼として、夫としては嬉しいかもなぁ、あたしが男なら彼女はそのほうがいいなぁ...って...なんであたしは思考が男側の立場??
というわけで、
『ぶらぶらしないピアスがもう1個あるといいなぁ』と言ってみた。ぶらぶらしない...というあたりですでにオシャレ用という目的から1歩離れてるけど、
日常普通に使いたいと思える物があたしには一番ありがたいわけよ。で、
アクセサリーを欲しがることがほとんどなかったあたしから出たその言葉に夫はまず『珍しい〜!』と目を丸くした。
そして発寒イオンで夫はフロアマップを見ながら『アクセサリー屋さんはこことここにあるね』と探し、
『まず、ここ見てみようか』と率先して連れてってくれた。なんとなくだがちょっと嬉しげだった。
アクセサリーにまったく興味ない妻から、ちょっと興味を示した妻ということで
夫としてはやっぱし嬉しかったのかもしれない。
こんなことならもっとはやく興味もてばよかったなぁ。
そしてある店で「あ、これがいい」と即決だったあたしの勢いに、思わず夫も『それじゃ』と買ってくれた。
なるほど...女として物を欲しがるとはこういう感じなのね...ひとつ勉強になった。
夫はというと、今は特に欲しいもの思いつかないなぁと言い、
いやいやそれじゃこっちの気がすまないから...と、
そだそだ、スタバのコーヒープリペイドカードに入金したのをプレゼントするよ、と。
それがコーヒー好き夫へのクリスマスプレゼント。
今日は長男が弟へのプレゼントとして、昨日発売のマイケルジャクソンのCDを買ってくる予定。
楽しみだ。
結局あたしへのプレゼントといっても新しいCDが仲間入りするとみんなも聴くし息子はちゃっかりiphoneに取り込み。
そして次男へのプレゼントといってもみんなが聴く。というわけで、
誰へのプレゼントでもみんなして楽しみだったりする。
本年度のシャドーボックス教室も本日で終了。
あとは静かに、もうなにごともなく無事に年末年始を迎えられたら。
収入があって支出があるということ
長男、昨日学校から、卒業アルバムの代金の振込用紙をもらってきた。
卒業アルバム...もうそういう段階。いよいよほんとの親離れ、子離れ。
その心の準備としてもいいタイミングで、長男、昨夜から始まった夜バイト。
朝から学校そしてその後夕方から夜までバイト、という、どこかで見たような...
あっ、これって20歳のあたしじゃん...
毎日朝から調理師学校そして夕方から夜までバイトだったあたし...。
でも
息子、学校&バイトの日々は冬休みに入る前の今週ほんの3日間だけで、週末からは学校がないからバイトだけか。
そのバイトは週5だけ、そして2ヶ月限定、そしてバイト代は今回100%自分の欲しいものだけに使える息子。
東京のラッシュの、痴漢に遭遇しながらの不健康な電車通学通勤。学校もバイトも週6、1年間みっちり、そしてバイト代は会社の寮費も含めて自分の生活費そのものだったあたし。
なんかやっぱし全然ちがうな。
そういえば...高校生のときやってた地元のバイト、バイト代もらったら『もらった』とか言って母親にそのまま渡してたなぁ。
時給480円で月にせいぜい25000円行くか行かないかだったけど、
それでなにか服買いたいだの、そういう欲求もなにもなくて、『はい』って素直に渡して
『ご苦労さん』て母は受け取った。『貯金しとくからね』って。
でもその自分の通帳を見たわけでもなく。あたし、単純にバイトしてお金を得る体験がしてみたかったんだと思う。
お年玉もそうだ。親戚からもらったら『はい』って親に渡した。そのときも『貯金しとくからね』って言ってくれたけど、
自分の通帳を見たことも見せてもらったこともない。結婚する時にそれまでの貯金の記録がついたものを受け取った、という現実もない。
物欲がないから、思いだしたようにあたしから”あれ買うためにあのお金いるんだけど”なんていう場面がほとんどなかった。
数年前に母は電話で話の流れの中でぽろっと『あれはほんまに助かったわ』と言った。え、助かった?
つまり...想像ではあるけど、
ところどころで切羽詰まった状況になったときに、あのバイト代とお年玉、ちゃっかり急場しのぎに使ってたんじゃないか?
ま、役に立ってたんならそれでいいけど。ただ、子に経済観念をつけさす教育は、なってなかったんじゃないか。
だから短大でもひとり暮らし、飲み会は3次会まで参加が普通でしょなんていうお気楽女子大生やっちゃったんだ。
それを反省して、東京暮らしになってからは全部自分の収入でやってきたけど。
いい機会なので、
今朝、息子の通帳から卒業アルバム代の振込をしといた。
バイト代もこの通帳に振り込まれることになってるから、記帳されるんだろし、
これからは自分の通帳を自分で見て、自分のことに関してのお金を動きを実感してもらおう。
大学に入る時に、自分のパソコンが寮の自分の部屋に必要になるらしく、
息子の2ヶ月のバイト代はパソコン買って消えることになる。
自分の収入で自分のものを買う。通帳にふりこまれたバイト代を引き出して自分のパソコンを買うなんて
それ、ほんと大きなヨロコビだよなぁ。
健康診断の結果
健診から1ヶ月。昨日、結果が出た。
おととしのLDL(悪玉)コレステロール値が136、
去年が140、ときて
まぁ両方H(高すぎ)マーク付きだったけど、
今年は野菜を意識して食べてたし、肉より魚メインにしてたし、
Hマークは付きつつも、去年と同じくらいか、
ひょっとしてまた130台に下がってたりしてんじゃないかなと心のどこかでちょっと期待しながら封を開けた。
今年の結果は151。上がってんじゃん...。
そしてヘモグロビン値は低っ!L(低すぎ)マーク。あきらかに貧血です...。
貧血なうえにどろどろって...なんか救いがない。
その他の機能は問題ないのに。肝臓だって元気そのものA判定なのに、
こうして毎年血液成分のとこで判定がC。それも去年までC1だったのに、今回C2。ほんとだめじゃん。
食べ物がどーこーじゃないんだな、もうこれは。親からの体質遺伝としか...。
高校の時に学校に献血車が来て、そこで初めて献血した記憶がある。
そのときに初めて自分の血液成分を知った。その時点でコレステロール値が120あった。
高校生だったのに、まだ十代だったのに、その値って、やっぱすでに高すぎだった。だから
今こうなってるのも仕方ないかぁ〜。
昨日のこと
昨日起きたら真っ白だった。
おととい焼いたシュトーレンで朝ご飯。
はやいけど、夜は家族でクリスマスね、ということに決めてたから、
アニキは弟に内緒で、
マイケルのCD(15日発売)を買ってやるという約束の、びっくりさせるプレゼントを心の中で決めていて
弟はアニキに内緒で、
大学の寮の自室で使えるようにマグカップを買って用意してた。
(無計画なヤツだから、お金は来年のおこづかいの前借りだ...)
なので、
息子たちにも内緒で
親は息子たちが日頃欲しがってる普段着をプレゼントにしようと洋服を買いにでかけた。
用事を済ませ、お昼には帰宅のつもりで車で移動。
その最中、夫の携帯に電話が入ったのでなにか仕事のことだろうと、少し移動して路肩に寄せて停め、
あらためて夫がかけなおしてみると...
『ええっ?!』
その、ただならぬ声に、横にいたあたしはとたんに心臓ばくばく。えっ、なに?なにっ?!...こわいこわいこわい...
ばくばくばくばく。
むかし、あたしが中学2年生で、12月30日、暮れもまさに押し迫った夜、はやめに掃除も済ませたことだし、
明日大晦日はのんびりできるねとか話しながら、家族5人でのんびりカニを食べ始めて
そこに電話がかかってきたので父が電話のほうにいって出て、そこで『ええっ?!!』とただならぬ大声をだして、
思わずみんなの手がぴたっととまって空気が凍り付いた、あの瞬間を思いだした。
結局それは、まだ42歳だった叔父(父の弟)が関東で急逝した連絡の電話だった。
身近な存在の死を知った初めての体験で、
あのときの恐怖、その後のみんなの慌てよう、正月もなにもなくなってしまったあの年末年始の悲しみは今も目に鮮明だ...。
今回の電話は、この春入社したて(20歳)の社員のお父さんが、交通事故で亡くなった、という連絡だった...。
ええ〜...だって、こないだ別の社員の奥さんが40代で亡くなったばかりだよねぇ...。
彼が20歳ったら、お父さん、まだ40代なんじゃないの〜?ええ〜...それも彼は一人っ子なの?ええ〜... 。
こわいこわいこわい...12月、1月の急な連絡...あたしの父のときも、12月20日、外がクリスマス一色の華やかな景色の中、結納挙げたばっかりの22歳のあたしに兄から電話だった...住吉からがくがくしながら電車で移動したあの恐怖は忘れられない...こわいこわいこわい...
祖母のも12月だった...そして叔母のはまさかのその翌1月だった...こわい...電話の音がこわいコワい...
しばらく忘れてた感覚がまた戻ってしまった。
また今月来月、電話には出られないと思う。
だからなおのこと昨夜は
『家族こうしてクリスマス揃って健康に過ごせることがほんとにシアワセなことなんだよ、あたりまえじゃないんだよ...』と
しみじみ息子たちにも言ってた。
ほんと、あたりまえじゃないんだよ。
4人で最後のクリスマス
長男の夜バイトがそろそろスタートするので
4人で過ごせる週末の夜は年内、今日が最後。
だから今夜がうちのクリスマス。
こないだ習ったキノコのキッシュを焼いて
4人で過ごす最後のクリスマス。
来年から、今頃のこの時期は、
息子はまだ大学構内で過ごしてるはず。もしかしたら友達や彼女と一緒かもね。
うちに帰ってこれるの、たぶん年末年始。そのときうちの中は正月モードに切り替わってるはず。
だから、
うちのツリーを見るのもこれが最後かもしれないね、よく見ときなね。。。
来年、クリスマスの食卓を3人で囲むことがまだどうもぴんとこない、
たぶん今年で最後、4人のクリスマス。。。
職場の忘年会
今年は参加した。
今回は、今年入ったバイトさんとバイト君が加わって
あたしも楽しく過ごせた。
よかったよかった。
しかしススキノ、混んでたなー。
あたしも実はちゃんと言ってほしかった
冬の朝風呂は幸せだ。。。
体あったまるとみんな、朝の活動のてきぱき具合が全然ちがう。
昨日は中学の三者面談だった。
予想はしてたが成績はほんまにひどいもんだった。あたりまえや、なんも勉強せんとテスト受けて。
ここまで下がるともうあとは上がるしかないか...という変な気休めすらわいてきながら
3時半というのにもうすっかり薄暗くなった外をふたりとぼとぼ歩いて帰る。
さすがに本人も反省したらしく
『冬休み、6時間勉強するよ』と。ほんまかいな。
ま、できるだけその気持ち、1日でも長く維持して...
帰り道。
『親に当然のように支払ってもらっとるから塾の課題もいい加減にやってしまうんやろ?
あんまし深く考えとらんかもしれんけど、
毎月4万ゆうたら時給800円で働くあたしのバイト代の8割や。
夜な夜な働いた分、ほとんど注いどるゆうことよ。それがどういうことかわかるか?
で、
あたしは今度から、あんた用の大学資金としてよけてある通帳から、塾代を月々引き出して支払ってくことに決めたわ。
そのかわり、ちゃんと成果だしたらそのときは引き出した分と同額、別のところに用意しとくから、またそこにちゃんと補填して戻します。
成果だせんかったらそこぽっかりマイナスのまま。戻さんからな。
今回アニキの大学入学金にまとまった額、アニキの通帳からまとめて用意できたように
あんたもいずれまとまった入学金必要な時に思てあんた用の通帳にそれ用意しといたわけやけど、
そこ、マイナスのままやったら、大学入りたい時に払わんなんあかんもんが払えんゆう事態になるからな。
それ困る思うなら、ちゃんと成果だしてしっかり補填して額戻してもらえるようにしな。
それくらいの気持ちでこの冬から真面目に勉強するなら、もう少し塾行かせてやる。
それでいいね?』
交渉成立。
子どもにお金の心配をさせない、させたくない、言わない、というのが普通なのかな。
だけど多少はそのへんの経済観念くらいある子どもにしとかないと、
恵まれた環境を用意してもらってるんだから頑張らなきゃ、って
いう意識すら持たない子になってしまう。
お金?心配しなくていいから。って言えるもんなら言ってやりたいけど、
限界はあるよ、ということもわかっといてほしい。親に言えばいくらでもお金わいてくるなんて大間違いだ。
もう18だし、もうすぐ家からも出るし、もうすぐ社会経験兼ねての時給700円のバイトも始まってお金をいただくわけなので、
こないだ長男には『あんたはそろそろこういうこともしっかりわかっとかんとあかん』と、我が家の家計簿を見せた。
『お父さんの給与、お母さんの給与は毎月こーなってて、この中からこれとこれとこれとかの支払いが必ずある。
生命保険の支払いも月々こんだけある。
あんたが当然のように今度テストあるからとか講習あるからとか言って請求してそのたび数千円とか学校に支払いもたびたびあったやろ?
こないだの弟の骨折なんかで突発的にこういう医療費の出費があったりもしたよね。
そんなこんなで思いがけない出費もしょっちゅうあるわけよ。
そーするとここで思ったよりかかってそして赤字になってく。
こういう綱渡り家計ながら、うちらはときおり、家族のイベントごととか楽しみとかも工夫して盛り込んだりしながらやってきたわけ。だから、あんたがムキになってこないだ弟をかばったけどさ。
こういう状況の中から毎月4万を塾に費やして1年近く協力してきたのに
自分から行きたい言うた塾でちゃんと勉強せんかったアイツをあれだけ怒った意味が、これでようわかるやろ?』
『...うん』
結局子ども側の自分の目線から、現実を知って大人側の目線に移動してみてわかることってあるのよねぇ。
ちゃんとやりくりできる男に、生きたお金の使い方できる男になってくれ、ふたりとも。
あたしがなんも考えんと親からの仕送りATMから引き出して、2次会3次会ときままに飲み歩いとったあの時代に戻って
ちょっとやりなおしたい...。
こないだから勘にさわってしかたがないこと
先日から
docomoのCMの、木村カエラの歌
英語の発音がどっかおかしい...なんかあの歌流れるたびいらっとする...
それともあたしの耳の方がおかしいのか?...と思ってたら
ついこないだ、次男がCM見てひとこと『ヘタだな』と。
英語に関して(だけ)は次男にゼッタイの信頼をおくあたしは
やっぱそうか...とほっとした。
次男、得意の英語と美術だけの、感性の勝負でどうにかこのあたりの高校にひっかかれるような望みはないもんだろうか。
北海道の独特の高校受験のやり方、あの9教科トータルの内申ランクというやつがあるばっかりに、
親子ともども精神的な負担が中1の時から大きすぎて...親のほうが息切れ、中2の時点で。
対照的な息子たち
長男は来週からファミレスでバイトすることが決まった。
たまたまらしいけど、そこはどうやら札幌市内チェーン店の中でもランキング3位内にはいるくらい
土日祝日、年末年始、年中無休でほんまに忙しい店なんだそうだ(面接受けて知ったらしい)。
おせちも引き受けてるそうで、年末はそのおせちづくりの手伝いもあったりするらしく
これは本気でいかないと、という雰囲気。
同じ日に面接に来てた、よその高校の女の子ともども採用になって、
女の子はホール、息子はキッチン担当になったそうだ。
まさにあたしのギョーカイだなぁ。
いちおう言っとこうと『ちなみに、夕方からの仕事でも夜でも、入るときの挨拶は”おはようございます”だからね。』
息子は『うん、今日事務所に出入りしてた人たちが夜にそう挨拶しててびっくりした』
『どんな厨房でどんな作業だろうねぇ、また聞かせてね』『うん』
なんかこっちがわくわくするな。
家族4人そろってのんびり過ごすつもりだった最後のクリスマス、年末年始。
息子はこれから土日祝日労働になるから残念ながらそろわないことになったけど、
こういうサービス業体験はとても貴重だし、息子にとって意外とこれまでチャンスがなかったこの地域の人と連日関わって過ごせる
という最初で最後のチャンス。
たぶん鍛えられて、世間の休日に労働する意味、肉体労働でお金を得る大変さも知り、社会人に近づくべく、
少なくとも今よりはマイペースぶりが改善されるにちがいない。
そして次男。こっちに関してはすべてにおいてブル〜...。
合唱の指揮者をやってた10月前半あたりまではまぁやる気も感じられてたのに、
あれが終わってからどんどんだらけて、
昨日の朝いきなり『明日、三者面談。3時からなんだけど。』と。
へ?明日って、それも3時って、あたしゃ希望も出してないし三者面談があるなんていうプリントに目を通した覚えもないよ。
そこから暗雲がたちこめ...
あんた、もらってきた配布物、最近全然出しとらんやろ?!
こないだの日曜参観だってあたし、職場のバイト仲間から教えてもらったんよ!そういえば最近学級便りも全然みとらんけど、どうなっとるんよ。
いきなり、明日、それも3時とかいわれてもこっちにも予定ゆうもんあるやろ?なんで3時?先生勝手に決めるわけないやん。
息子、あまりに気持ちがだらけ、怠け、すべてにおいてこの2ヶ月いい加減な生活ぶりだったことが判明。
ぐちゃぐちゃの机の引き出しをガッと開けたら、中に三者面談のプリントが。
返事がこないことに不審に思った担任が「ちゃんと親にプリント渡したか?」と本人に聞いてきて息子は「はい」とか返事し、
しょうがないから「この期間で親が来れそうな日と時間はどこだ?」と先生に聞かれて、今日の3時をちゃっかり息子は答えたらしかった。その時点であたしのことは、期限を守って学校側に返事も渡さないいい加減な親、ということに仕立てられたようだ。
あたしは今日の午後、予定を入れてなかったからよかったものの、
いつもならシャドーボックス教室とかその流れで一緒にでかけたりとかいろいろしてんのよ。
あんた、あたしをなんや思とんがね!
塾だって、行きたい言うから協力してきたけど、結果が全然ともなっとらんやろ。それもだされた塾の宿題もやっとらんだなんて
お金かけるだけ無駄や。塾もやめちまえ!
で、
結局今日の三者面談、あんたのためゆうより、先生の予定狂わしたらご迷惑やろから先生のために行くけどさ...
あたしはあんたについて何を言えゆうんよ。高校もどこ行きたいわけ?
それにめがけて自分、努力もしとらんで、親として
どういえばいいわけ?
昨日から頭に来て朝もほっといたら7時近くに起きてきてぼーっと朝食、
身支度はマイペースですでに8時近く。
はよ行かんと、友達待たすやろ!
で、なんも本人から具体的な目標も今後に向けた意志も聞けないまま、
あたしは今日3時に中学に行かんとあかん。
まずは先生に、面談時間の返事を渡せなかったことのおわびから言わんとあかんのか...ほんまに
次男の面談、はればれした気分で向かえたこと、ないな。
12月はやっぱり辛いのか
叔父が亡くなり、父が亡くなり、最後に祖母が亡くなった12月。
あれから少し時間が経って、息子たちの成長とともにクリスマスを演出したり引っ越しでそれどころじゃなかったり、
そんなバタバタの12月を毎年送るうちに、辛さもだいぶまぎれてきた最近の12月だった。
ところが昨夜夫からの話に衝撃を受けた。
『今朝連絡あったんだけど...会社の方の奥さんが亡くなった』
『昨夜自宅で突然脳出血で倒れたらしい。それでそのままだったそうだ。』『来週50歳の誕生日を迎えるところだったらしい...』
...じゃ、49歳?!若いよ、まだ若いじゃないの〜!
お子さんはひとり。でももう結婚はされてるからそっちの心配はないと聞いて少しほっとした。けど、
ひとり残されたご主人(会社の方)のことがすごく心配。まだ53歳くらいらしい。
もともと札幌のこの近所で子育てをされた方で、仕事のこともあって夫婦はあるときから東京暮らしになってた。
特に奥さんが東京を気にいって暮らしていたらしい。
でも奥さんの実家は札幌なので、ご主人だけで仕事で札幌にくることはしょっちゅうあったけど、
来週は誕生日もあることだし、一緒に札幌に帰省しようかと計画してたようだ。そんな矢先のこと。
えぇ〜...聞くだけでせつなくなる。
東京暮らしなものの、友人や親はみな札幌にいて、葬儀をどちらでおこなうことになるのかなど、
悲しみの中この数日で決めなきゃならないことが多い。
忘れかけてた父親のときのどたばたがフラッシュバックしてきた。
悲しいさみしいだけどあれ決めなきゃこれやらなきゃ人に挨拶してあれしてこれして...
残された家族のやるせない気持ちと変な忙しさ。あれはどうにかならないものかと体験から思ったんだった。
そうだ、そうだった。
あたしは、ああいうしんどい思いを家族にさせたくないと痛感して、
まだ元気なうちに全部決めとこうと思ってたんだった。
そのために取り寄せるものも取り寄せてたんだった。そうだ、そうだった。
本屋で遺言書作成ブックも買って書きこんでおかなきゃと思いながらそれを用意することはあとまわしになっていて、
だけどやっぱりそれに自分の希望をしっかり書いとかないと、家族が困るだろう。
ドタバタの中急きょ葬儀場所が決まって式をして、そして骨は...どーする?みたいなの、ほんと困る。
それはあたしが先にの場合も、夫が先にの場合もどっちも。
墓のことは北海道で暮らすうちらにとっては深刻な悩み。
もしあたしに、もし夫に、なにかあったとき、収める場所がないとなると、息子たちはどうしていいやらだ。
あまり愛着もない土地のよく知らない親族の墓に一緒くたに入れられるなんてカンベン、とふたりとも思ってる。それに
墓があると、これからあちこち飛び回って勉強したり仕事したりの可能性がある息子たちに大きな負担になる。
墓守なんかでしばりつけたくない。気持ちの中で親をときどき思いだしてくれれば充分だ。
だから夫とのあいだで、墓は無しにしよう、と半年ほど前あたりから話はしてきた。
日頃、特にそういうさしせまったことがない時には平穏な暮らしに安心しきって、なかなか行動ができない。
だけど、身近に訃報を聞くと、それも40代となると...。
ちゃんと決めとかないと...。
長男の社会経験 1
部活と学業に忙しすぎた息子がバイトするチャンスを逃したまま今に至ってることが
あたしとしてはずっと気がかりだった。
あたしは高1〜高2にかけて地元でバイト経験があって、
人に使われて働くということやお金を手にする大変さをあのとき知ることができて
ほんとによかったと思ってたから。
卒業までの数ヶ月でも、バイトしたほうがいいわ。
あの大学行ったら勉強忙しくてバイトどころじゃなさそうやん。それに大学の周囲にあるのは野っ原だけなんやから...。
できるだけはやいうちに、
同時にいろんなことに気つかわんとあかん”サービス業”経験しとくべきやわ、
あんたみたいに、ひとつやるともう1個のことをあっさりぽーんと忘れるような人は特に。
ということで
こないだからアルキタを買って高校生でも可の仕事を探して
かたっぱしから電話。だけど
『もう決まっちゃったって...』『3月までの短期じゃなくて長期の人が欲しいんだって...』の息子の声。
かたっぱしから応募してかたっぱしから玉砕して。
こういうの、どんどんテンション下がってくな...就職がなかなか決まらない今どきの就職活動のしんどさを垣間みた。
そんな中、第6候補のファミリーレストラン、1月末まで、の期間限定の仕事にめげずに電話。
そしたらここだけ面接までこぎつけた。おお!
履歴書持参ということでアルキタの後ろにくっついてた履歴書を切り離して顔写真を貼る。
『学歴欄、中学から書けばいいの?』いや、今の高校卒業予定、でいいんじゃないか?
『特技欄は?』...ま、そこは書かなくていいんじゃないの?高校生だし。チェロとか書いてもしゃあないし。
『志望動機は?』...ん〜... 動機って言われても。働いてみたいからってそのまま書くのも...ま、そこも書かなくていいんじゃないの?
高校生の場合、履歴書うめるのはなかなかムズカシイ。けど、
仕事やるにはバイトだろーがまず履歴書をこうして書いて面接に持っていく、ということはとりあえず理解したようだ。
たぶん、そういうことを一度も経験しないまま、バブル期になんとなく大学からすんなり就職できて今に至る大人はけっこういるんじゃないか?
だから社会経験という意味でもこの時代、職探しにはまず履歴書を書く、ということを知ることは1歩めだ、たぶん。
これであんたは今後どこかで自力でバイト先探すことになってもまず履歴書書くことだけは大丈夫...かな?
日曜に面接してもらい、昨日の夜、採用の電話があったらしい。
給与は振込らしく、通帳のコピー、学生証のコピー、住民票、写真、ハンコを次の指定日に持ってくるようにと言われたと。
あたしの職場は履歴書1枚でOKだったけど。
息子のとこはチェーン店なだけにそういうとこ、さすがきっちりしてんだなぁ。
振込やからゆうのもあるんやろか。
あたしのとこは現金手渡しやし。
けど1年前、うちの職場に年齢詐称疑惑の女が来て大変なことになったことをふまえても、
住民票とかで身元をきちんと確認しとくゆうのは大事なこと。結局あの女は住所も詐称しとったみたいやったし。。。
冷たい雨が降る朝。
アップルパイでひといき
冷凍パイ生地はほんまに便利。
伸ばしたらカップに敷き込んで
砂糖ふってさっと煮たリンゴ入れて焼くだけ。
食べるときにちょっと生クリームのせるとまろやかになっていい感じ。
次男は振替休日。病院に行って指の骨がひとまずくっついたことを確認。
これからは少しずつ動かしてリハビリするようにと。思ったより早くくっついたなー。さすが若いなぁ。
けど、あれからずっと左手でスプーン持って食事してきたから、
今、右手で持とうとすると『う、重い...』と。へぇ〜重く感じるんだ!
使わないでいると確実に指の筋肉も衰えるもんなんだね。
残り何回?
昔と今、そして普通校と進学校では
高校3年生の事情はずいぶんとちがうらしい。
特別に進学校という感じじゃなかった自分の高校生活は
高校3年生の最後、卒業式の時まで、毎日普通に登校してた。
受験の数日だけ学校は休み、終わればまた普通に登校してたと思う。
息子の学校の冬の予定を見ると、
これから受験の子たちが参加する補習授業や試験があるものの、
基本的には授業をとる子だけが登校で、家で勉強する子もあれば
もうあとは大学受験に向けて各自の予定で動く冬になるんだそうだ。
息子のような、先に決まった子たちはといえば、もうほとんど来る必要もなくなり、
1月2月の末に『3年生登校日』と指定されてる日だけ来ればいいようになって、
そうこうしてたらもう3月1日には卒業式。
てことは、
冬休み以降は、始業日とか登校日、卒業式とか指定されてるほんの数日間しかもう登校しないってこと?
てことは、
弁当持ってくのも、今週来週、くらいなもん?
てことは、弁当作ってやれるのは残り何回?
そうかぁ。感慨深いもんがあるなぁ...。
ほんとに苦しかったから今のあたしと夫
今年も年賀状を準備する季節になった。
北海道に来てからいきなり生活がキビシくなって、
どちらかというと世間体重視贅沢余裕費的な交際費を捻出できなくなってから、
年賀状に関して見方が変わった。
関わったみんなに送ってた以前のようにはいかなくなった。
本州の人に対しては、遠く離れても気にしてくれてるのがわかる人にしか送りたくなくなった。
経済的に苦しい状況になって初めて、
相手とのほんとの絆がわかったというか、単に表面的なつきあいだっただけというのを再認識してしまったというか。
それ以来、住所も把握できてる上にほんとに末永く関わっていきたい人にしか年賀状を送らなくなってしまった。
本州にいたときは、変に義理堅いニンゲンだったと思う。
年に一度も会えなくなっても、過去の関わりからきちんと年賀状を送ったりしてた。遠い親戚にもきっちり。
そんなもんだと思ってた。日頃会いもしないのに。
前年送ったから今年も送らないわけには...で生真面目に。
だけど、
年賀状を何百枚も用意できる人というのは結局、生活にほんとに困ってはいない人なんだとわかった。
生活そのものよりなにより世間体のほうに重きをおいてる人なんだと。
そしてまた、それに重きがおける恵まれた経済状態なんだと。
100枚で5000円。50枚で2500円。その数千円も捻出できなくなるほどの状況なんて、
当たり前のように何百枚も買って送ってる人には絶対わからないだろうと。
数千円の年会費すら払えなくなって、それまで唯一のプライドだった大学時代の合唱団の同窓会も脱退するしかなくなったほどの
困窮した状況になってしまうと、
町内から「募金300円お願いします」と自宅までたずねてこられて、ほんとその300円が惜しかった。
募金なのになんで300円なんて額まで決まってるの?気持ちの問題でしょう?と100円で済ませられやしないかと内心思ったりした。あたしの時給が650円なんだぞと。1時間めいっぱい働いて、もらえるのがたったの650円なんだぞと。
300円たらその半分だぞと。冗談じゃないと。
そんな石狩時代だったなぁ。
あれからだいぶ状況はましになったと思うけど、それでも買える枚数は多くない。
たとえあたしの時給が800円になったところでたいした足しにもなってない。
子どもの成長にともなって必要経費は増えるばかり。食べ盛りが2人いると米も月に20キロ消費。
今は親としてそちらを優先すべき時期だと思ってる。だから
言葉どおり『昨年は(精神的にも)大変お世話になりました』の人にしか年賀状は送りたくないと思ってる。
親戚だろうがなんだろうが、北海道に越して大変だったここ数年間を理解しようとしない人にはもう送らないと決めた。
なんてやつだと思われてもいい。
この際、うちらのことは忘れてくれ、と本州で表面的つきあいだった人たちの記憶からうちらがフェードアウトして消えていってくれることを願ってる。あたしだけかと思ってた。だけどこないだ夫もそう思ってるとわかった。
苦しい時代を支え合ってきた同士だから、心から実感してることなんだ...。
だって、北海道で関わってきた人たちに、
感謝しきれないほどお世話になってきた。野菜をおすそわけしてくれたりして苦しかった生活も気持ちも支えてもらった。
今もそう。
遠くの親戚より近くの他人、とはほんとよく言ったもんだわ。
北海道の自分たちを遠くから気にかけてくれてるのが今もわかる本州の身内や友人、そして北海道で今関わってる人たち。
今はそれが自分たちの交際範囲のすべて。
広くなくても、一生ずっと大事にしていきたいと思ってるすべて。
1週間後、また秋
1週間前はあっというまに積もっていよいよ冬突入、と思ったのに
窓開けてても寒くないくらいの陽気。おかしな天気。北海道で12月でこの景色はやっぱ変。
日曜だけど中学は日曜参観ということで次男は普通に登校。
夫が参観しに行った。
振替で明日は中学は休みなんだと。
明日の予報は雨、そして連続して雪マーク。歩きやすい道路、秋のような陽気は今日までらしい。
今年、1月はひきこもりで、2月は思い立ってアイヌ文化にひたりにでかけたんだった。
そんなこともあったっけ。遠い昔の感じ。日記でふりかえらないともう思いだせなくなってる。
来年は卯年
いつもお願いしてる森風舎さんに
今回も作ってもらった。
か〜わいい〜。
ここで飲んだミニトマトのジュース。
ひとつを夫と分けっこさせてもらった。混じりっけなし。なんておいしいんだ...。
体の中がちょっときれいになった気がした。
野菜ソムリエがいるお店。さすが、メニューのすべてが体によさげだ。
どんどん嗜好が変わってきたのは年とってきた証拠なのかな。
最近、こういうのがほんとにおいしいと思うようになった。野菜をこんなに好きになるとは思わなかったなぁ。
雨風の中
昨日、高校最後の期末テストを終え、
今日は普通に授業。久しぶりに弁当持参の息子。
放課後はまたちがう別の試験を受けなきゃなんだそうで、
テストテストの連続。
朝から傘もさせない暴風雨。
今日は月に一度の野菜料理教室。冬らしいもちきび入り根菜鍋とさといも団子、
はじめて食べたきんかん。しみじみおいしかった。
ボリュームいっぱいなのに400キロカロリーないそうだ。
旬の野菜ってすごいなぁ。
たくさん食べると体が喜んでるのがわかる。
さっそく今夜作ろうと思って丸井今井できんかんを...なかった。意外にこういう特殊な野菜って
そこらに普通に売られてるわけじゃないんだよねぇ。
だから今夜は根菜汁とさといも団子だけ再現してみよう。
帰り際、「また来年もよろしくお願いします。お待ちしてます。」と先生方から声がかかった。
そうか、年内、これが最後だものね。
こういう挨拶が交わされる時期。
シャドーボックス教室
久しぶりに晴れた。
石狩からはるばる来てくれる生徒さんだから
天気がいい日でほんとよかったな。
石狩話をしてもお互い土地勘あるからわかる。
ビッグハウスの六花亭はなくなってねぇ。
でも、9条通りに、おいしい中華屋さんできたんだよ。
ぱんどらはあいかわらず賑わってるよ。
そうか〜、また行きたいな。
北海道に移住して最初に住んだ町。
若い人向けな雰囲気の町ではないけど、活気もあんまりないんだけど、
ちょっと行けば海、そしてちょっと行けばだだっ広い景色、ゆったりした図書館。
中学や高校の進学のことをからめなくて済むなら、けっこう好きな町だ。
今週はずっと居酒屋が忙しくて、モーレツに毎晩働いてた。
特に昨夜は最後の1時間でいっきに皿洗いや片付けを追い上げて、どーにかすべてのことをやっつけて
働いたなーと思いながら控え室に戻って作業履きから自分のブーツに履き替えて、さぁロッカーのほうへ、というとこで
いきなり不整脈。焦った。
みんながやれやれ...と着替えのほうに向かう、そのリラックス空間の中、ひとり、100メートルダッシュ直後以上の
心臓どどどどどど感。あまりのどどどどに体全体が揺れるくらいだった。
『ゆかりさん、忘年会参加できる〜?』のんびりとかかる声。
壁に貼られた忘年会の案内の紙をながめるふりしてなにげにしゃがんで、実はどどどど感に耐えつつ、
「うーん、予定見てから決めるわ〜...」とどうにか答えた。だけど実はそれどこじゃなかった。だから結局会場がどこなのか、
目に入ってなくて日にちしかわからない。
でも「今、不整脈が...」とまわりに言うことができなかった。だって11時近い時間。みんな着替えながら
さぁ帰ろうとしてて、ここで自分の体調のことを言って心配かけるとみんなが帰れなくなる。
せめて同じ方向に帰るバイトさんには言おうか...とどどどどさせながら考えつつも、いや、彼女はなお帰れなくなる...と
言えないまま、座りながらどうにか着替えて、全然おさまらないどどどどに耐えながら一緒に地下鉄に乗り、
先の駅で降りるあたしが「じゃ、お疲れさま〜」で降りて、
そしてそこで限界だった。夫に、助けて...のメール。
しばらくなかったのにな。
でも、勢いよく前屈みになって靴を履き替えて、の姿勢で引き金引いた気はした。
仕事中は気をつけて、皿片付けるときも膝から曲げてゆっくり姿勢低くするようにしてるのに、
昨夜はうっかり仕事後で気を抜いてしまって、靴の履き替えで普通にぐっと前屈みになってしまった。
帰ってもどどどど感は続き、すぐ寝て、今朝も朝食準備は夫に頼んで7時半まで寝かせてもらった。
毎回、もうだめか、と思う。思いながら職場で倒れることだけは避けなければ、と考えてる。
これって、なんか、父の性分に似てるのか、とも思う。
ひとり耐えて、どうにか自力で病院に着いて、ほっとしたところで終わってしまった父に。
不調は不調として素直にまわりに言えば大事にならずに済んだかもしれないのにと
あのとき父に思ったのに、今自分は同じことしてるのかもなぁ。
だけど、妻にも心配かけまいと隠し通した父とはちがって、あたしは夫には救いを求めてるからまだましかな。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |